慢性的な腰痛の改善報告

患者様の年代

30代

患者様の性別

男性

ご職業・生活スタイル

1日10~12時間のデスクワークを行うシステムエンジニアの方です。週3日は在宅勤務で、ほぼ座ったまま過ごされています。運動習慣はなく、締め切り前は残業や睡眠不足が重なり、強いストレスを感じていらっしゃいます。

症状の発生時期・きっかけ

症状が出始めたのは約1年前で、業務内容の変化と、それに伴う在宅勤務の増加がきっかけと考えられます。大規模プロジェクトの担当になり、1日12時間以上に及ぶ長時間のデスクワークが日常的になりました。作業環境が十分に整わない中で長時間同じ姿勢を続け、腰に違和感を覚えるようになりました。
その後も十分な休息を取らずに過ごし、約6か月前からはっきりとした鈍痛が出るようになりました。さらに、繁忙期の休日に重い荷物を持ち上げようとした際、腰に強い突っ張り感と違和感を覚えました。急性腰痛のような激しい痛みではなかったものの、その日を境に腰の重だるさと痛みが続くようになり、慢性的な腰痛となりました。

日常で何ができなくて困っていたか?

長時間座り続けることが難しく、30分座るだけで強い鈍痛が生じ、仕事への集中力が大きく低下していました。
また、朝の洗顔や靴下を履く際に前かがみになると腰に痛みが走り、日常の何気ない動作にも恐怖を感じていました。スーパーで重い買い物袋を持つことも困難でした。
さらに、15分ほど歩くだけで腰が重くなるため、休日の外出や趣味を諦めざるを得ず、自宅で横になる時間が増え、精神的にも落ち込んでいらっしゃいました。

どのような施術を行ったか?

患者様の骨盤の後傾と体幹機能の低下が関係すると考えられる非特異的な慢性腰痛に対し、痛みの背景にある負担の軽減を目指して、複数の施術を組み合わせました。
まず、腰方筋や脊柱起立筋、中殿筋に見られた強い緊張や硬い部分に対し、手技とEMSによる施術を組み合わせました。局所の血流を促し、慢性的な鈍痛と筋肉の緊張を和らげることを目指しました。
続いて、猫背と骨盤の後傾に着目し、骨盤や脊柱のバランスを整えることを目的とした骨格矯正を行いました。関節の可動域が広がった段階で、機能が低下していた体幹深層筋の働きを促すため、EMS電気刺激装置を活用したインナーマッスルトレーニングとドローインの指導を取り入れました。
さらに、施術後の状態を維持しやすくするため、デスクワーク時の座り方や、ご自宅でできる腸腰筋・ハムストリングスのストレッチ、1分間でできる立ち上がり体操など、生活習慣に合わせたセルフケアを丁寧にご説明しました。

施術のポイント・解説

この施術内容を選んだ主な理由は、早い段階での痛みの軽減と、姿勢や骨格を支える体幹機能の向上を目指し、慢性腰痛の再発予防につなげるためです。
施術では、腰をもみほぐすだけでなく、痛みに関係すると考えられる深層筋周辺への筋膜リリースに重点を置きました。ハイボルトによる施術では、手技で刺激を加えにくい深部にもアプローチし、初回から痛みの軽減を目指しました。
また、骨格矯正では、むやみに関節を鳴らすのではなく、骨盤の後傾と股関節の可動域に着目し、自重や手技を用いて筋膜にアプローチしました。姿勢の乱れが続くと骨盤周辺への負担が再び増える可能性もあるため、EMSとドローインを組み合わせました。患者様ご自身で適切な姿勢を保ち、動作中も身体を安定させられるようになることを大切にしています。

通院頻度・期間の目安

通院頻度と期間の目安は、症状の経過に合わせて「週2回(初期)→週1回(定着期)→月1~2回(メンテナンス期)」の3段階で設定します。全体の施術期間の目安は約3~4か月です。

1. 初期・痛みの緩和期(1~3週目:週2回通院)
まずは、続いている筋肉の緊張と強い鈍痛の軽減を目指し、間隔を空けずに施術を行います。骨盤矯正とハイボルトによる施術を中心に行い、適切な姿勢を取りやすい状態を目指します。

2. 筋機能定着・再発予防期(4~8週目:週1回通院)
痛みが落ち着いてきたら、EMSによるインナーマッスルトレーニングと姿勢指導を中心に行います。長時間のデスクワークでも姿勢を保ちやすい体幹づくりを目指し、日常動作での不自由さの軽減につなげます。

3. メンテナンス・状態維持期(3か月目以降:月1~2回通院)
痛みが落ち着き、身体の状態が安定してきた段階で、定期的に骨盤の状態とセルフケアの取り組み状況を確認します。仕事による負担に配慮しながら、良好な状態の維持を目指します。

施術後の変化・現在の状態

通院開始から3か月が経過した現在、夕方から出ていた腰全体の重い鈍痛は見られなくなり、日常生活での支障もほとんどなくなっています。
長時間のデスクワークを行っても腰が重くなることがなくなり、朝の洗顔や靴下を履く際の前屈動作も、痛みへの恐怖を感じずにスムーズに行えるようになっています。また、体幹のインナーマッスルを鍛える取り組みや骨盤矯正を続ける中で、適切な姿勢を保ちやすくなり、15分以上の散歩や休日の外出も快適に楽しめるようになりました。
現在は月1回のメンテナンス通院を続けながら、ご自宅でのストレッチと適切な座り方を実践し、痛みの再発なく良好な状態を維持されています。

患者様からの喜びの声

「長い間、デスクワーク中の強い腰の重だるさと痛みに悩まされ、朝、靴下を履くことさえつらい状態でした。病院では湿布を処方されていましたが、痛みが続き、諦めかけていました。こちらの接骨院で先生方が原因について分かりやすく説明してくださり、希望が持てました。
施術を受けるたびに腰が軽くなり、今では1日中座って仕事をしても痛むことがありません。休日に散歩や外出を楽しめるようになったことが、何よりうれしいです。本当にお世話になりました。」

担当者からの結び・アドバイス

初めてご来院された際は、「仕事中も座っていられません」「朝、靴下を履くのが怖くてつらいです」とおっしゃっていました。現在は笑顔で日常生活を楽しんでいらっしゃる姿を拝見でき、スタッフ一同、心よりうれしく思っています。
デスクワーク中心の生活では骨盤が後傾しやすく、腰に負担が集中することがあります。痛みが落ち着いた今も、良好な状態を保つためのケアが大切です。今後は、ご自宅で取り組めるようお伝えしたドローインや腸腰筋のストレッチを「1分間の日課」として続けていただければと思います。また、1時間に1回は椅子から立ち上がり、同じ姿勢が続かないよう意識してみてください。
これからも仕事とプライベートの両方を楽しんでいただけるよう、定期的なメンテナンスとケアでサポートしてまいります。少しでも違和感を覚えたら、いつでもお気軽にご相談ください。