血流改善
冷え性
血液は体温調節の役割を担っており、血行不良は特に末端の冷えにつながります。手足は心臓から離れており、血管も細いため、血液が滞りやすいです。
むくみ
主に下半身の血行不良で起こります。
長時間足を動かさないでいると足がむくんで靴が履けなくなることもあります。これは血流が悪くなることで血液中の水分が周囲に滲み出し、組織の間に溜まるために起こります。
肩こり、腰痛
血行不良は疲労物質の停滞をもたらします。
筋肉にかかる負担によって発生する疲労物質が残ってしまい、筋肉を緊張状態にすることで痛みが発生しやすくなります。
手足のしびれ
血管内の血流が滞ると、中枢神経・末梢神経に障害が起こり、力が入らない、異常な感覚が続くなどの症状が起こります。
倦怠感
血液は酸素運搬の役割もに担っているため、血行不良になると酸素の循環も悪くなり、酸欠状態に陥ります。そのため、倦怠感が表れることもあります。
血流改善に対する当院の考え
手足の血流が悪化すると、しびれ、むくみ、冷え性など、さまざまな症状が表れます。これらの症状は特に女性によく見られます。
血流の悪化の主な原因の1つは、ふくらはぎなどの筋肉のポンプ作用の低下です。ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれ、血液の循環に非常に重要な役割を果たしています。しかし、この筋肉の筋力が低下すると、足から心臓に戻る血液のポンプ力が低下し、全身の血流が滞り、老廃物が蓄積し、むくみや痛みの原因になります。また、血液による温度調節が上手くいかなくなるため、手足の冷えも表れるようになると考えます。
血流改善を放っておくとどうなるのか
足の血流が悪くなると、下肢静脈瘤が発生するリスクが高まります。
血管の怒張、足のだるさ、かゆみ、むくみ、こむら返りなどが主な症状で、放置すると症状が進行して足の皮膚が変色し、最終的には傷ができていつまでも治らなくなってしまう皮膚潰瘍という状態になってしまいます。
静脈は血液を心臓に戻す役割を果たしますが、足の静脈は重力に逆らって血液を上に送り返さなければなりません。この役割を支えるために、静脈内には逆流を防ぐ弁が存在します。しかし、長時間の立ち仕事などでこの弁に過度の負担がかかり、正常に機能しなくなることがあります。これにより、血液が上に運ばれず、足に滞留し、血管が膨らみ、むくみの原因となります。
さらに、老廃物の多い静脈血が足に滞留し続けると、皮膚が炎症を起こし、色素沈着を引き起こし、最終的には潰瘍になってしまいます。
血流改善の方法
こまめな水分補給が大切です。十分な水分を含む血液は、酸素や栄養素を体のすべての細胞に運びます。また、老廃物は尿を通じて排出されるため、身体内の物質輸送において水は不可欠です。
運動不足を感じている方は、積極的に階段を利用することをおすすめします。階段を上り下りすることは、立派なエクササイズになります。特に、階段を上るときは下半身の大きな筋肉を活用し、ふくらはぎの筋肉を含む下肢全体の血流改善が期待できます。
また、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を維持すると、筋肉が硬直し、血液の循環も滞ることがあります。簡単なストレッチを行うことで、体をリラックスさせる効果もあります。
血流改善に効果的な当院の施術メニューは?
【手の極み】
血流改善が期待できる施術メニューは、まず「手の極み」です。手腕の血行を活性化し、むくみを軽減する効果が期待できます。さらに、腱鞘炎の軽減や手腕の痛み・不快感の軽減にも寄与します。
【足の極み】
また、「足の極み」も血流改善が期待が期待できます。ふくらはぎの血行を促進し、むくみや冷えを緩和する効果が期待できます。足痩せ、足のアーチの調整による外反母趾や扁平足の軽減、腰痛や姿勢の改善も期待できます。
どちらの施術メニューも、コースによっては最後にドレナージュというオイルやクリームを使用して筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果が期待できる手技を取り入れています。
その施術を受けるとどう楽になるのか
手の極みと足の極みの施術メニューを受けることで、手腕と足の筋肉に的確にアプローチでき、凝り固まった筋肉をほぐすことにより血液循環が向上し、筋肉の緊張による痛み、不快感、しびれの軽減が期待されます。
また、「第2の心臓」とも言われるふくらはぎの筋緊張が軽減され、血液循環が促進され、血液中の老廃物の蓄積が減少します。
酸素の運搬もスムーズになり、手足のむくみや冷えが軽減され、また手足の疲れが軽く感じられるようになるでしょう。
血流改善するために必要な施術頻度は?
改善するために必要な施術頻度は症状の程度によりますが、施術自体はやりすぎということがない施術方法です。したがって、毎日通院いただいた方が早い改善が期待できます。ただし、お仕事などで毎日の通院が難しい方も多いと思いますので、最低でも週に1〜2回の通院をおすすめします。
また、症状が軽減した後もさらにむくみや冷えの予防を図るために、約6〜12ヶ月続けていくことをおすすめいたします。
日常生活を送るうえで、体の不調を減らし、健康を維持することが大切です。