肋間神経痛
こんなお悩みはありませんか?

いつ激痛が走るかわからないという予測しにくい不安であり、何気ない動作のたびに鋭い痛みが襲うため、リラックスできる時間が失われがちです。
痛む場所が胸に近いことから、重大な疾患ではないかと強い不安に駆られることも少なくありません。
病院の検査で原因が特定できず痛みが続く場合、周囲に理解してもらえないもどかしさが、精神的な負担となるケースも見受けられます。
痛みをかばう不自然な姿勢が続くことで、深刻な肩こりや背中の張り、さらには浅い呼吸による慢性的な疲労感や睡眠不足を引き起こすという悪循環に陥る恐れがあります。
仕事の集中力が途切れることや、家事が思うように進まないといった生活の質の低下は、大きなストレスにつながる可能性があります。
肋間神経痛を抱える方のお悩みは、単なる身体的な痛みにとどまらず、日常生活のあらゆる局面に影響を及ぼすことがあります。
肋間神経痛について知っておくべきこと

肋間神経痛とは、背骨から肋骨に沿って走る「肋間神経」が、何らかの原因で刺激・圧迫されることによって起こる痛みの総称です。
最大の特徴は、お身体の片側に現れる鋭く刺すような痛みです。息を吸う、咳をする、あるいは身体をひねるといった日常の動作によって、脇腹から胸にかけて「ズキッ」と電気が走るような衝撃を感じることが多くあります。
原因は多岐にわたり、長時間の不良姿勢による筋肉のこりや、椎間板ヘルニア・骨折といった骨格の状態から生じるものがあります。また帯状疱疹ウイルスによる神経の炎症、さらにはストレスや疲労によるものまで存在すると考えられています。内臓疾患による胸の痛みと見分けがつきにくいため、特定の動作で痛みが増減するかどうかが一つの判断指標となります。
施術や対策としては、原因に応じた鎮痛薬の処方のほか、当院のような施設での骨格矯正や筋肉の緊張緩和、あるいは鍼灸による神経の鎮静が期待できるアプローチが選択肢となります。
症状の現れ方は?

肋間神経痛の症状は、主に「突発性」「片側性」「動作連動性」という3つの大きな特徴を持って現れる傾向にあります。
具体的には、背中から脇腹、胸の前面にかけて肋骨の隙間に沿うように、「ズキッ」「ピリッ」と電気が走るような鋭い痛みが突発的に起こります。多くの場合、身体の左右どちらか片側だけに症状が出るのが特徴です。範囲が限定的なため、「ここが痛い」と指で示せるケースも少なくありません。
また、日常生活の何気ない動作と密接に連動しており、以下のような瞬間に強い痛みが生じやすくなります。
・呼吸や生理現象: 深呼吸、咳、クシャミ、大笑いをした時。
・上半身の動き: 身体をひねる、横に曲げる、重い物を持ち上げる、腕を伸ばす時。
・姿勢の変化: 寝返りを打つ、椅子から立ち上がる、朝起き上がる時。
症状が進行したり慢性化したりすると、鋭い痛みだけでなく、ジワジワとした不快感や、皮膚の表面がヒリヒリ・ピリピリとする過敏な状態が続くこともあります。帯状疱疹が原因の場合は、痛みが現れた数日後に赤い発疹や水ぶくれが同じ範囲に現れるのが特徴といえます。
こうした症状の現れ方は、特定の姿勢で神経が圧迫されることで誘発されるため、「楽な姿勢を見つけると痛みが和らぐ」という傾向があるのも肋間神経痛特有の現れ方といえます。
その他の原因は?

最も一般的な原因は、骨格のゆがみや筋肉の過度な緊張です。長時間のデスクワークやスマートフォン操作による猫背などの不良姿勢が続くと、肋骨周りの筋肉が硬くなり、その間を通る神経を締め付けてしまいます。また、加齢にともなう背骨の変化や椎間板ヘルニア、肋骨の骨折やひびといった物理的な状況も直接的な原因となる場合があります。
次に多いのが、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」というウイルスによるものです。過去にかかった水ぼうそうのウイルスが神経の節に潜伏しており、免疫力が低下した際に再活性化して神経に影響を及ぼします。この場合、鋭い痛みとともに、皮膚に赤い発疹や水ぶくれが現れるのが特徴といわれています。
そのほか、明らかな異常が見つからないケースもあります。これは過度な疲労や精神的なストレス、急激な冷えなどが引き金となり、自律神経の乱れを通じて神経が過敏になることで引き起こされると考えられます。
このように、肋間神経痛は単なる一時的な痛みではなく、日常生活の癖からウイルス、心身のコンディションまで、多様な要因が重なって発生するものといえます。
肋間神経痛を放置するとどうなる?

肋間神経痛を「ただの筋肉痛」だと思って放置してしまうと、痛みそのものの悪化だけでなく、心身にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
まず、痛みを避けようとして無意識に不自然な姿勢を取り続けるため、お身体のゆがみが慢性化します。これにより、肩こりや腰痛が併発したり、反対側の脇腹まで痛くなったりと、不調の範囲が広がってしまうという悪循環に陥ることも考えられます。
また、呼吸をするたびに痛みを感じるようになると、呼吸が浅くなることも懸念されます。酸素の取り込みが不十分になることで、疲れやすくなったり、自律神経が乱れて頭痛や動悸、不眠といった全身の症状につながることもあります。
さらに、鋭い痛みがいつ来るかわからないという不安は、精神的なストレスとなります。日常生活の動作に対する制限から、外出や趣味を控えるようになるなど、生活の質(QOL)が低下してしまうことも少なくありません。
もし原因が帯状疱疹であった場合、放置して対応が遅れると、ウイルスによって神経が深刻なダメージを受け、ウイルスが消えた後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」に移行するリスクがあるため、特に注意が必要といえます。
早めに対処することで、こうしたリスクを防ぎ、短期間での回復が見込める可能性が高まります。
当院の施術方法について

骨格矯正: ゆがんだ骨格を整えることで、神経への物理的な圧迫からの解放を目指します。「施術後にお身体が軽くなるのを実感できる」「姿勢が整った」というお声をいただくことも多く、即効性が期待できるアプローチです。
指圧(マッサージ): 神経を締め付けている周りの筋肉(肋間筋や背中の筋肉)を指圧で丁寧にほぐします。筋肉の柔軟性を取り戻すことで血行を促進し、お身体が本来持つ力を高めるお手伝いをいたします。
鍼灸施術: 必要に応じて、手技だけでは届かない深い部分の神経の炎症や自律神経の乱れに対して、鍼を用いたアプローチが可能です。これは特に、帯状疱疹後や慢性化したしつこい痛みに対して効果が期待できる手法です。
軽減していく上でのポイント

肋間神経痛を軽減していくための重要なポイントは、「神経への圧迫を解くこと」と「自律神経を安定させること」の2点に集約されます。
まず物理的な側面では、姿勢の軽減が期待できる取り組みが不可欠です。猫背や巻き肩の状態は胸郭を狭め、肋間神経を直接圧迫する原因となります。日常生活の中で背筋を伸ばし、肩甲骨周りの柔軟性を高めることで、神経の通り道を確保することが痛みの軽減に直結すると考えられます。特に、デスクワークの合間に胸を大きく開くストレッチを取り入れ、肋骨周りの筋肉(肋間筋)を硬直させない工夫は、効果が期待できる方法です。
次に、神経の過敏さを抑えるために「冷え」を避けることが重要です。患部が冷えると血流が滞り、お身体の循環が低下してしまいます。入浴などでお身体を芯から温めることは、筋肉の緊張を緩和するだけでなく、痛みの感じ方を和らげる効果が期待できます。
さらに、深い呼吸を意識することもポイントです。肋間神経痛の方は痛みを避けて呼吸が浅くなりがちですが、あえて腹式呼吸を意識することで自律神経が整い、痛みの過敏な反応を和らげることが期待できます。
こうしたセルフケアに加え、当院のような専門施設でお身体のゆがみを整え、神経への物理的な負荷を取り除くことが、再発を防ぎ、着実に症状を軽減させていく最短ルートになると考えられます。
監修
北千住西口接骨院 院長
資格:柔道整復師、鍼師、灸師
出身地:福井県敦賀市
趣味・特技:ご飯を食べること、野球、アニメ鑑賞




